外装と機能
発表からずっと待ちわびていたニチバン 両面テープ プッシュカット [Amazon]
発売日を過ぎてもいつもの文具店には入荷せず、メーカーHPには
供給量が確保できないために一時出荷停止のお知らせが出るほど
売れているようで発売から1か月を過ぎてやっと買う事ができました。
両面テープタイプの方です。
パッケージ裏側
機能としては下のレバーでテープの送り出し、上のボタンプッシュでテープをカット。
1回のレバー操作でテープが約12mm出るけれど、テープを直接引っ張って
出す使い方でもOK。
半分が透明、ポリカーボネート製なのでテープ残量がわかりやすく
強度もありそうです。
本体裏側、2つの※印部分は透明カバーをはめた際の爪の引っかかりで
この2か所のみでの固定なので、カバーは少々ガタつきます。
本体の透明カバーを外した所で
先ほどの本体裏※印が表から見ると両端矢印部分で
透明カバーの矢印2か所の爪がはまります。
本体右上にある紐通しの穴ですが、透明カバー側はスルーと
なっているので、紐を通しておいてもカバーが外れると
脱落するためガタつき防止も含めて本体とカバーの合わせ目に
テープ等を貼っておく方が安心です。
レバーの回数によるテープの出方で0~3回まで。
テープは少し「く」の字になって出てきます。
正面から見るとこんな感じ。
なのである程度の長さまでは重力で下にヘタレてテープが
本体にくっ付いてしまう事もありません。
構造を見てみる
さて、テープが入った状態でカバーをはずしてみます。
さらにテープを外すと
①テープを送るための2つ並んだローラー
②それぞれのローラー内側にレバーを引いた時にテープ送り方向だけに回るようにする
ラチェット用の歯車
③歯車らしき物(2つ有り)
④ローラーの回転を前方の③歯車らしき物に伝えるための黒いゴムベルト(2本)
が見えます。
透明カバー側にテープをたるませるピンがあるのはテープの装着が
楽にできるようにでしょうか?
そして、テープをたるませる事によってローラーに張り付く面積が増える。
この位置関係でたるませずに一直線で引っ張るとローラーに張り付く面積が
少なくなり、粘着力不足でテープ送りができないと予想されます。
先の画像先端付近に見えた③歯車らしき物ですが、テープ幅の両端よりも少し
入った所に位置し、レバーを引くと先のローラーに掛かった④ゴムベルトで
テープに連動、回転してテープに張り付く事無く排出の手助けをするのですが
左がテープ有り、右がテープ無しの状態でこの画像を見ると一目瞭然。
③が先の歯車らしき物、③と③の間は一緒に回転しますが、⑤が上からテープを
直下のローラーに押しつつ④の内側と③とで上に上げ「く」の字にして排出
③を⑤直下と同じ円盤状にせず、歯車形状にしたのはテープを送りつつも
はがれやすくする粘着力との兼ね合いでしょうか?
テープをカットする時は画像左から右のようにシャッターが下ります。
少し後ろから見るとカット用の刃がほんの隙間からチラリと見えるだけですが
①シャッターが下りる
②シャッターがわずかに前へずれる
③刃が下りてきて
④刃が一番下まで下りた所でカットボタンにクリック感有り。
カッターの刃は▽型で切った後はシャッターが下りた下部分に
テープが張り付いています。
レバー操作で出てくるテープの長さをチェック
レバーを1回から5回まで操作してカットした時のおよその長さ。
2回目は中でスリップしたのか、自分がレバーをしっかりと
引ききれなかったのか?12mmx2=24mmとなるはずが
4mmほど短い結果となっています。
たまにはこういう事もあるのでしょう。
非純正のマスキングテープを入れてみる
本体共通で両面テープとマスキングテープどちらも使えるとの事なので
手元に合ったマスキングテープを入れてみましょう。
バスコークに付属していたマスキングテープなので社外品です。
説明だと伸ばしたテープを横から入れるとなっていますが、ある程度の
長さテープを一度はがしてから軽く元に戻してからローラーに
貼り付けてレバーを引いて送ってみましたが、成功。
しかし、撮影のため何回も本体に出し入れしてヘロヘロになった
テープだとレバーを引いて送る途中に詰まってしまいました。
ちゃんと既定の場所にテープを通してたるませてやります。
透明カバーを付けて準備完了。
レバーを引いたらちゃんと出てきました。
最後に
テープ幅が15mm、芯の内径が25mm、テープ外径が50mm位まで入りそうです。
粘着力やテープのはがれやすさ等の条件によっては使えないテープも
ありそうですが以前の製品と違って汎用サイズの15㎜幅になったのは
非常にいいことだと思います。
発表された時からどんな構造なのかがずっと気になっていたのですが
レバーを引くとテープの粘着力でローラーにて送り出し、本体に
張り付かないように排出、さらにボタンプッシュだけでカット。
確実に動く機構を考え、製品化までこぎつけたのは起きている間中
いや、夢の中でさえ考え続け膨大な試作などをし、検証するなど
多大なる苦労があった事でしょう。
製品を観察してそう感じました。
テープ1本付きで希望小売価格は税別¥1,200-
高いか?安いか?と聞かれれば安くは無いが、妥当な値段だと思います。
後は耐久性でゴムベルトや刃の切れ味がどの位持つか?それによって
最終的な評価が変わると思いますが、マスキングテープ プッシュカット [Amazon]も
買ってきます。
ニチバン ナイスタック 両面テープ プッシュカット 15mm×8m NW-15P
ニチバン マスキングテープ プッシュカット 15mm×17.5m MT-15P
ニチバン ナイスタック 両面テープ プッシュカット用 詰め替え
ニチバン マスキングテープ プッシュカット用 詰め替え
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