はじめに
これまでに G-Fun で帽子スタンドを作ったり。

ヘッドホンハンガーを作ってきました。

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これまでは一番細いフレームだけでしたが、今回は中間の太さのフレームに初挑戦します。
G-Funとは?
アルミフレームをコネクタで連結させて、組み立てるシステムで
フレームの太さは19/28/43mmの3種類。
メーカーオフィシャルサイトの「G-Funとは」を見ればどんな物かがわかるはず。
オフィシャルサイトでは取り扱い店舗検索ができ、店頭での取扱い品目も確認可能。
店頭にはカタログが用意されていて、作例はもちろん各部材の細かい寸法や強度
などが掲載されており、物作りが好きな人は見ているだけでワクワクしてきます。
劣化してきた室内物干し
今回はこれまでよりも大物で、20年ほど使ってきて劣化し、そろそろ自立できなく
なりそうな室内物干しを G-Fun で作ってみる事としました。
その劣化してきた室内物干しはこんな状態。

ステンレスパイプなので腐食はしていませんが、★の部分へ常に荷重がかかっており
パイプの接続は樹脂製のためだんだんと緩んできていて、縦のパイプは中間の
タオル掛けの部分で継いであるのでジョイント部分で曲がってしまっています。
さらにパイプ固定用のねじが効かなくなってきており、結束バンドできつく締め上げたり
持ち上げるとパイプが抜けるのでテープを巻いたりして補強してきましたがもう限界。
縦のパイプが1本で繋がっていればまだましだったのかもしれません。
しかし、販売時の箱のサイズを小さくするために継ぐ構造にしたようです。
結束バンドを締め上げるのに便利なのが
ホーザン(HOZAN) インナーワイヤープライヤー C-356 [Amazon]

本来はワイヤーを引っ張るのに使うのですが、結束バンドにも使えます。

ただし、結束バンドの幅によっては滑って使いにくい場合もあり。
G-Fun で室内物干しを作る
元とほぼ同サイズで使い勝手の観点から少々アレンジして幅を50mmほど広くして
完成したのがこちら。

各部寸法
参考までに各部寸法など
その1

その2

各部アレンジなど
一番上の横棒は上に載せるとキャップが2個余分に欲しくなるのと、使い勝手は
変わらないだろうと思い、先端へ取付けしました。
両端にはハンガーの脱落防止で結束バンドを締め付けて、ぶつからないよう注意の
ためにキャップに赤いカッティングシートを丸く切って貼り付けてあります。
また、荷重がかかる柱と横への突きだし部分へ補強のため筋交いを入れました。

中段のタオル干し部分はこれまでの使い方から横棒を1本減らしてあります。

足から柱の立ち上げ部分にはやはり補強のため筋交いを入れましたが
荷重がかかるタオル干しの反対側のみ。
一番下へ横段も1本追加してあります。

最後に
元の物は非常に軽かったのですが、G-Fun で組んだ物はだいぶ重くなりました。
その分剛性が高く、がっちりとしていてこれまでのようにふらふらしません。
足の筋交いは強度不足を感じたら45度コネクタと100mmのフレームに交換し
これまでの物は反対側に付ける予定でしたが、実際に使用を始めた所
強度不足は全く感じなかったのでそのままです。
一つ反省点を挙げると、タオル干し部分の太い方の横段はアウターでなくて
インナータイプのコネクタを使う方が段差ができなくてよかったかな?という点。
卓上丸鋸も所有していますが、自己鍛錬のためにフレームを手挽きのこぎりで
真っすぐ切るよう努力してやすりで仕上げて、キャップにすき間が開かずに
ぴったりと納まり全体的に使い勝手がよく、満足な出来となりました。

G-Fun のオフィシャルサイトにはコネクタによるフレーム寸法が自動計算できる
フレーム寸法シミュレーターや、図面起こしや部材の拾い出しをしてくれる
テクニカルサポート(会員登録が必要)もあります。
自分は組み立てだけでなく、材料の拾い出しや寸法計算、カットも楽しみの内
としているので、全て自分でやりました。
フレームの寸法計算ができていても組む順番で切り出して組み立てつつ、特に
インナーコネクタはできれば仮組みして実測してみた方が確実です。
こんなのがあったら便利かも?なんて思いついたらぜひチャレンジしてみて下さい。
G-Fun Sシリーズ (フレーム太さ19mm)
G-Fun Nシリーズ (フレーム太さ28mm)
ホーザン(HOZAN) インナーワイヤープライヤー C-356
購入価格税込み¥2,182-
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